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白族言語文字の特徴、分布及び使用概況
2008-01-25 10:55:07  作者:佚名  出所:互联网  Hits:308  

                                            白族言語文字の特徴、分布及び使用概況

⑴言語系属 
  
白語は白民族の共通語で、主に雲南省大理白族自治州の地域内で使われているが、省内のほかの白族集中居住地域でも使われ、分布地域がだいぶ集中している。
 
 白語はシナ•チベット語族の中に所属問題が激しく論争している言語のひとつである。言語構造には漢語、チベット・ミャンマー語族と複雑な関係があり、学術業界は今まで白語の所属に対して、まだ一致的な認識を形成する方法がない。主な意見では、チベット・ミャンマー語族説、漢・白語族説、漢語方言説、混種語説など様々なタイプがある。その中に、チベット・ミャンマー語族は民族言語業界の主流意見である。白語がチベット・ミャンマー語族にある地位については、傅懋勣、徐琳、趙衍蓀等先生達は白語がチベット・ミャンマー語族の彝語分枝に属すると認めている。が、馬提索夫、戴慶厦、楊応新等先生達は白語が独自な語族分枝すなわち「白語分枝」であると主張している。白語はチベット・ミャンマー語族にある「語族分枝不明」言語を列している学者もいる。

⑵方言の区分
  
伝統上、白語は大理(南部)・剣川(中部)・怒江(北部)の三大方言を分けてある。そのうち、怒江方言は碧江方言と呼ばれたが、1984年に怒江州碧江県が取り消されたから、怒江方言と改名された。学術業界には白語が三大方言を分けてあり、西部(怒江)・東部(大理)・剣川(中部)と改名した新しい意見もある。二つの言い方に関する方言区域の区分は基本的に一致している。白語の各方言の語彙、文法には大きな差別がないようだし、発音にも明晰な対応関係があるから、方言区分上では大きな相違がない。
 
⑶言語及び方言特徴
   
シナ•チベット語族のほかの言語と同じで、白語も単音節の語根語で、形態変化が複雑でなく、語順と品詞が文法意義を表す銃よな手段である。が、漢語・チベット・ミャンマー語族と緊密でありながら複雑な関係があり、白語は発音、語彙、文法上ではチベット・ミャンマー語族と対応するところがたくさんあるし、それに大量な特徴も漢語と同じか相似である。
 
白語の発音について、一般の特徴は以下のようにある。子音では、三つの方言も両唇音、唇歯音、舌尖音、舌音、舌根音という発音が5組ある。怒江方言では、前舌面音と喉彦の2組の子音がある。怒江方言の破裂音と破擦音には清音と濁音の対立がある。一方、そのほかの二つの方言では、その対立がなくなってしまい、31調と33調の破裂音と破擦音に濁音はまだ残っているが、語義は区別しない。母音では、各方言の母音が相当に少なく、母音には普段でゆるさときつさの2種類あり、その特徴は彝語分枝を同じである。大理方言の鼻韻脚はもう完全に脱落してしまい、単純な口母音しか残っていない。が、剣川、怒江の方言には口母音に対応する鼻音化母音がある。大理と怒江の方言には巻舌母音がある。声調には6調~8調まであり、声調と頭子音(漢字字音の初めにくる子音)に緊密なつながりがあるし、それに母音のゆるさときつさにはのゆるさときつさ2種類を分けている。漢語の借用語の声調と白語の声調には顕著的な対応関係がある。
    
語彙の面では、単音節語が多め、多音節語がかなり少ない。たくさんの語彙(大量な基本語彙)と漢語に関係が緊密で、各歴史時代から借りた漢語借用語で、「発音と意味をすべて借りる」方法として直接に導入した。初期の漢語借用語は上古(中国の歴史では殷・周・秦・漢の時代をさす)漢語の起源までさかのぼることができ、もう白語の基本語彙に入り込み、造語語素として新しい単語を構成できる。何百年以来、特に新中国成立以来、白語は漢語から大量な新しい単語と述語が導入した。だから、白語語彙に漢語借用語の比率が非常に高く、白語語彙のひとつの重要な特徴である。造語の形には付加法、畳綴法、複合法が3種類ある。
   
文法の面では、白語各方言の文法は差別が大きくない。語順と品詞は文法意義を表す重要な手段であり、語順がSVOを中心とし、漢語に似ているが、古代白語のOV型語順が保留している。副詞、助動詞と可能動詞の位置は中止動詞の後ろにある場合が多い。助数詞が非常に進み、一般状況では名詞に助数詞がつくし、それに、わずかな助数詞は名詞の接尾語特徴が存在する。助数詞の位置は名詞の後ろにある。構造助詞と語気助詞は広く使われている。動詞、助動詞の否定と肯定、人称代名詞には数と格の変化あり、発音の屈折変化を通して現れる。このことから分かるように、白語文法は漢語が深刻に影響した同時に古代白語のわずかな特徴も残っている。
   
白語の三大方言の間では、剣川方言と大理方言は相当に近い、わずかな方言語彙と発音の差別以外に普通で互いに会話できる。碧江方言とほかの2種類の方言(特に大理方言)には差別が相当に大きく、会話が比較的に難しい。白族民間は普通に怒江方言が最も「古老」で、ほかの言語(主に漢語)からの影響がやや少なく、2番目が剣川方言で、最後の大理方言が漢語からの影響が最大であると考えている。この考えは全体に白語方言歴史発展の実際状況に一致している。

⑷言語及び各方言の地域分布と人口
  
大理(南部)方言には大理と祥雲が2種類土語含み、大理、洱源、賓川、雲龍、漾濞、永平、雲県、鳳慶、祥雲、弥渡、巍山、保山、南華、昆明、元江等市県に分布し、大理発音を代表している。剣川(中部)方言には、剣川と鶴慶が2種類土語含み、剣川、鶴慶、蘭坪、麗江、雲龍、洱源、漾濞、永勝、寧蒗等県に分布し、剣川発音を代表している。怒江(北部)方言は碧江方言ともいったが、瀘水(元碧江)と蘭坪が2種類土語含み、怒江州の瀘水、福貢、貢山、蘭坪と迪慶州の維西、シャングリラ(元中甸)、雲龍、洱源等県を含み、瀘水発音を代表とする。
  
全国の白族人口は185万(2000年)で、主に大理白族自治州に集中居住いている。州内の白族は白語を母語とする。大理方言の使用人口数はおよそ60万人余り、剣川方言はおよそ50万人、怒江方言はおよそ10万人いる。それに、省内にあるほかの白族集中居住地域の白語人口(大理周辺に白語を主要交際言語とする回族人口を含む)を加え、白語の使用人口数はおよそ130万人いる(使用人口数は関連統計データと調査材料に基づいて総合に推定したもので、正確数字ではない)。

⑸文字と書き言葉
  
白族は2種類の民族文字があり、すなわち老白文と新白文である。老白文は漢字基礎上に発展してきたのであるが、新白文は新中国成立後に制定した表音文字である。
   
歴史上、老白文はまた「白文」、「僰文」もといい、南詔の中後半期(紀元9—10世纪)に制定し、典型的な漢字系文字である。建国後に制定した表音白文字を区別するために、「方塊白文」や「漢字白文」とも呼ぶ。書く符号系統には主に二大部分を構成している。①仮借漢字である。既製の漢字で白語を記録し、音読み、訓読み、発音と意味の全部借用、借形字等ある。②自分が作った新字である。以下の何種類が含む。漢字変体字(漢字の造語理論を参考したうえで、漢字及びその偏旁が再び組み合って構成し、そのうち形声字、「発音と意味」合体字「2以上の部分からなる漢字」が最も多い)、加形字(漢字から意義のない偏旁を付き加えて構成する)が含む。したがって、古白文は漢字基礎上により発生し、数種類造語方法により構成した複合性の書面符号体系である。
  
白文形成以降、南詔、大理国2民族政権とも漢字を政府用文字として、白文の規範と拡張をしなかったから、白文はずっと全民族共通の文字を発展することができなかった。だが、民間でまだ広く使われ、文献材料に各石碑銘文及び歴史著作、文学作品が含まれている。明王朝は文化専制政策を推進したから、大量な白文文献が焼いて破壊され、白文の社会功能が相当に萎縮した。が、白族民間では、今まで白文が巨大な生命力を保っていて、白族民間芸人が古白文を使って楽譜集と歌詞を記録している。普通は一人の芸人が3、40冊や5、60冊の白文楽譜集、歌詞を持っている。宗教経師も白文で各経典や祭文を書いている。白文文献はかなりな数にのぼり、群衆の基礎も相当堅実である。
 
建国以降に制定した白族文字は普通に新白文か表音白文字といい、ローマ字を符号基礎とする表音文字であり、アルファベットの順番、名称、書き方、読み方、漢語表音案と大体同じである。「白族文字方案」(草案)は1958年に制定されたが、推進は許可されなかった。方案は1982年と1993年に別に修正され、剣川、大理の二大方言地域で試験と拡張を実施し、バイリンガル教育や非識字者(文盲)をなくす面では一定な成績を獲得した。

⑹言語地位(例えば、民族自治地方には政府側地位及びこの地位を規定した法律法規があるや否や)と使用状況(例えば、行政、教育、媒体領域は使用するや否や、法律範囲、程度は絶滅危惧言語に属するや否や)
   
歴史上、白族地域はずっと漢語を政府用言語とするから、1956年大理白族自治州が成立し、まだ漢語の政府用言語地位を保っているが、白語を政府用言語とする関連規定は制定していなかった。
 
白族人民は普通に日常生活の中に白語を重要な交際手段とし、県の下の白族集中居住地域の群衆活動も白語を使っている。大理白族自治州内の各県、市の都市と町では普通に漢語を交際手段とするが、白族集中居住程度がやや高い県、市(例えば、剣川県)で白語は県全域(県城を含む)の共通言語である。
 
白族地域の映画、ラジオ、テレビ、新聞は漢語を使い、民間文芸活動は白語を中心とする。学校教育の面では、白族集中居住地域の中小学校も漢国語で授業するが、小学校低学年では普段に白漢語のバイリンガル教育で授業し、小学校高学年でまだ白語を教学補助言語とする地域もある。郷、村の行政事務は普通に白語を使うが、県以上の行政事務は漢語を使う(が、白族人口が集中している剣川県は県の行政事務も白語を使う)。文字使用の面では、白文が推進と普及をされていないから、行政事務、学校教育、民族交流とも漢語を使い、老白文は民間文学創作と宗教活動領域で使う。新白文は部分的な中小学校のバイリンガル教育や非識字者(文盲)をなくす領域で使う。
  
分布地域を見れば、平地及び町付近に居住する白族居民は普通に漢語を兼ねてできるから、バイリンガルの人が多い。遠く離れた山地、交通不便地域の白族群衆は白語しか通じない。人口構造を見れば、白族若壮年にとって、漢国語教育をもらうチャンスがかなり多いし、そのうえ、外出してバイトする習慣があるから、漢語をかねてできるが、婦人は漢語を通じる比率がずっと低い。
 
歴史発展状況を見れば、白族地域の白、漢語バイリンガルの状況は割合穏やかで、建国以来、特に改革開放以来、白語人口は大規模に漢語を転用したり、白語功能は大規模に萎縮したりする現象が発生していないことにより、白語の使用と効能は基本的に穏やかであることを表明する。肯定できるように、今後の長い期間に白語はまた白族最も重要な交際手段と民族特徴として存在し続く。

⑺言語が互いに接触と影響
  
白語はシナ•チベット語族の中に言語接触と影響が最も顕著な言語である。そのうち、漢語との接触は主流である。これまでの長い間、白語と漢語は緊密に接触し、言語構造が漢語に深刻に影響されている。白語語彙に確実に漢語の出所が60%探し出すことができ、その中に数多くの基本語彙に属する。白語の音声系は漢語と複雑な対応関係があり、文法系もかなり漢語と一致している。一方、白語は当地の漢語にも影響があるが、主流ではない。白語は近い彝語、納西語、傈僳語等へ相互な影響もあるが、まだ深く掲示していない。
 
⑻言語と民族の複雑状況

 白族地域は多民族集中居住地域である。白語は大理州の主要言語だから、州内のある漢族、彝族、傈僳族も白語を兼ねてできるが、大理市内に居住する回族は白語を主要交際用語とする。怒江州の蘭坪県城内では、多民族が雑居し、白語への影響がかなり大きいから、白語は当地各民族の共同交際語のひとつになっている。各地たくさんの白族は漢語を兼ねてできて、怒江たくさんの白族は傈僳語、普米語を兼ねてできる。ほかの地域の白族は雑居状況により、彝語、纳西語、チベット語等を兼ねてできる。

⑼注釈と参考文献

戴慶厦、劉菊黄、傅愛蘭:『わが国チベット・ミャンマー語族系属分類問題に関する』が『チベット・ミャンマー語族言語研究』に記載。雲南民族出版社,1990年,418~440ページ。

段伶:『大理白族自治州州志巻七•大理州方言志•白語』,雲南人民出版社,1999年。

姜竹儀:『白族言語使用状況』、中国社会科学院民族研究所、国家民族事務委員会文化宣。

伝司:『中国少数民族言語使用状況』,蔵学出版社,1994年,794~797ページ。

馬曜:『在白族言語文字問題科学討論会上の講話』が『雲南民族国文』に記載。1993年第3期。

王鋒:『方塊白文及び歴史発展の略談』が『雲南民族国文』に記載。2000年第3期。

吴安其:『チベット・ミャンマー語族分類と白語の帰属』が『民族国文》2000第1期に記載。

奚寿鼎:『白語文工作と〈白族文字方案〉(草案)についてアンケートの意見概要』が『雲南民族国文』に記載。1993年第3期。

徐琳、趙衍蓀:『白語概况』が『中国国文』1964年第4期に記載。

徐琳、趙衍蓀:『白語簡志』、民族出版社,1984年。

楊応新、張化鵬:『雲南省少数民族言語志•白族言語文字』,雲南民族出版社,1998年。

趙衍蓀:『白語系属門題』が『民族国文研究文集』に記載。青海民族出版社,1982年版,150~188ページ。

鄭張尚芳:『白語は漢白語族のひとつの独立言語である』が『中国言語学の新拓展』に記載。香港城市大学出版社,1999年,19~73ページ。